2018年2月19日月曜日

脚本執筆~オリジナルな表現に向けて

脚本の書き方をちょっと変えてみようと思う。これまでのやり方だとただの商業映画になりそう。いまの脳内イメージできちんとした本を書くと、どうも他の監督に撮って貰っても構わない感じになる。現場での自分流の演出を想定した台本作りにシフトしないと「しっくり」こない~完成する映画の雰囲気がもう既にこの時点から始まっているワケだ。このしっくりが大切でこれですべて決まるといっても過言じゃない。この感覚がいままでの作品で一番上手く画面に現れているのが「ぽかぽか~」かな?(笑)あと、「吸血」のラストの流れ。あと「nowhere」もそうだな~特に冒頭。
要するにもうこの時点から自分流の映画作りにしていかないといけない。黒澤が、監督になるなら「脚本を書けないといけない」と終始言ってたけど、あれをただそのまま倣うと商業映画体勢の映画になって、たとえ監督が違って違う映画になっても現場のスタッフはそれなりの映画を想定して作ることになるような気がする。インディペンデントで映画は、ある意味もっと違う方法論があるだろうし、それを模索することがオリジナルな作風を作ることになるだろうと思う(ゴダールはそうしてた一人だ)。これまでいろんな映画の作り方を実験してきたが、この映画はそういう経験を総決算してもう一段上のものにしたい~そうすることが作品をインディペンデントでありながら他の長編作品と変わらぬモノにのし上らせるエッセンスとなる気がする。