2017年12月31日日曜日

2017.12.31.

ついに年末。今年は全然書かなかった。成都の記事が最後。ただ、下書きで二つ書いていたのがあった。ほかに16年に二つ。15年にひとつ。それらは来年公開するか・・。
いずれにせよ、もう今年も終わる。今年は、全体的にすごく良かった、と言い切って良いな。ある意味15年以上にいろいろやった年だった。15年は成都で映画を作ったけど、それ以外はまあまあな年。でも今年は映画さえ作らなかったが、成都へ行ったり、バザールでプロモからギターまでやれることをなんでもやり、最後の最後に個展を開くことができた。個展の感触も良かったと思うし、本当にできて良かった。その意味で今後の自分の計画もたてることができた。いまざっと三つ作品企画がある。これを今後やって行きたい。個展で試みたテーマは今後のアート作品のテーマでもっと掘り下げることができそうだし映画のプロットも「これだ!」というものを掴んだ。そういうわけでいろいろやって今後のための収穫もできた良い年だったと思う。まだまだ書きたいことが山ほどあるけど、もうあと年明けまで2時間半を切ったのでこの辺でやめる。
それでは恒例の皆さん良いお年を、来年も皆さん健康でそして世界がもっと平和になりますように!

2017年4月24日月曜日

成都にて1


成都は小雨模様。月曜で美術館もお休み。というわけで本日は洗濯物、A4二本目のショートクリップの構成・編集、さらに来月のトークイベント用資料のまとめ作業にのんびりと取り掛かっている。また今回、成都滞在は以前書いた長編脚本のリライトと構想中の二つの長編作品のリサーチとその構成作業もあった。が、あっという間に時間が過ぎしまった。どこまでできるかもう判らない。思った以上にショートクリップ制作に時間を割いてしまっている。怠けも当然ある。仕方のない場合は滞在延長もできるけれど、それはできれば避けたい・・。
2年ぶりの成都は前回よりも空気が悪くなった気がする。昨日パンダ研究基地に連れてってくれた前アシスタントのミアは去年6ヶ月北京にいたけれど、あっちはもっと空気が悪いと言っていた。北京から帰省した理由は家賃や生活費が高い、成都の方が食べ物が安くて美味しいからそうだ。人や生活ものんびりしていると・・。彼女は1年前に大学を卒業し、いまは成都の映像制作会社で構成作家として活動、主にドキュメント系の映像作品を配信している。
今回、今のところの一番の収穫は、前回と違う成都が見れているところかもしれない。前回アシスタントリーダーだったハン、そのパートナーであるエイミーさんは映像や美術史を教える大学講師なのだが、なんと彼女の生徒が偶然にもA4のインターンとして今期のアシスタントだったのだ。ハンは数ヶ月前から中心街にある昔は兵器工場だった倉庫街をリノベーションした地区に洒落たカフェを開き、学生らはそこへ通い集う。なにを喋っているかよくは解らないが、皆アートや表現の仲間たちなのだ。ちなみにその店の壁に描かれたダ・ヴィンチ「最後の晩餐」の壁画は、前アシスタントだったジョリーの手によるもの。2年前の出会いが不思議な偶然と発展を遂げていてる。こちらもまだ二十代前半の学生の集まりに便乗させてもらい、彼らの生活や風情を感じ取ることができるのは面白い現象だろう。中国のアート事情はまだまだなのだろうが、彼らの新しい風を取り入れようとする熱意は、まだまだ生き続けて行く気がする・・。

いずれにせよ、どうしたところであと3週間強の滞在。のんびりもするけれど、自身の構想、やれるところまでやっておきたい。