映像作家としての現状はいまこの様々な諸々を通り過ぎて落ち着いて観察する自分を確保すること。この時間~体験をどう心で煎じるのか、何かが生まれるまで待つ。ツイッターやら掲示板ってのは瑣末的な表面上の自分の何かで、べつの役割の自分がやってるんだと認識している。むろんその発言の責任は自分にあるのだが。創作精神を心に染みこませるには一旦そういうモノから離れる必要があるのかもしれない。
近況の報告
- 黒田女史とのドキュメンタリー制作 金井勝氏からの紹介で知り合った黒田氏(通称黒田女史)のドキュメンタリーのポスプロを手伝っている。ポストプロダクションアドバイザーという役割で編集その他諸々の演出的サポートを担っている。女史は足立正生の『13月』という幻の映画脚本を書いた方で、素材はその映画の誕生までの日常記録的なもの。登場人物は足立正生、金井勝、唐十郎、翠羅臼、大久保鷹、中平卓馬、などなど、かなり濃い面子。連休明けには完成予定。
- おやじ 一年前に脳梗塞で倒れ現在右半身不随で府中の某老健施設にいる父親。金銭的にもぎりぎりでやってきたオレにとってこの状況は想像を絶する以上に過酷。が、それまで父親に抱いていた憤慨やらはある意味払拭された。あとはこの状況をどう乗り越えるか。しかし一年前オレが一日でも動くのが遅かったら確実に死んでいただろう。 ・・が、正直なところ半身不随のうえ施設という静止した場所で退屈な繰り返しの日々を送る親父を見ていると、逆に悪いことしてしまったな、とも思う。
- 企画書(4.27) 映像作家とはべつにディレクターということもやっている。数年前お世話になった某社へ企画書持参で行くことになった。GW明けに持参することになり、ライターの小池氏と中野で作戦を練る。