2010年5月23日日曜日

出而足る

全く進まない円盤亀ブログ、であった(笑)。
ま、じつのところ誰に読んでもらってるか判らないし・・、純粋に日記という類のものにはならないだろうこのブログってのは、じつは一番「考え」めいたことをふらっと長めに書く媒介として自分にはある。 だが、ツイッターやってると、些細な鬱憤めいた日常フラグメントをはき捨てることによって、その細かな分子が観念化する前に役目を終え、内部蓄積される前に消去されてしまうようで、ブログ書きへの動機をさらになくしてしまうような気もする。これからは内的反応をリサイクル運用しなけりゃ、文字だけでなく表現までも脅かされてしまうのかな?とふと思ったりする、デジタルな今日この頃。。。(笑)

とりあえず、近況の報告
  • 高原英理氏との対談(3.18)  『吸血』の第一弾上映会の最終日はプレトークでの作家の高原英理さんとの対談だった。とても緊張したが、あがった文を読むとなかなか「対談」してて、こういうの初めての自分にとってはとても興奮する体験だった。もともとプロデューサーの永松さんからのご紹介で実現した対談だったが、その氏の著書である『ゴシックスピリット』の序文を読ませて頂いた際、共感する部分があった。またインディペンデント精神を理解し支えてくださる氏の暖かいお志や多彩な言葉に心から感謝すると同時にもっといろいろ話したかった、というのがホントのところ。 未来がどうなるか判らないが、もっと予算をつぎ込んでいつかまた吸血鬼モノをやりたいと思っている。実際、3、4つ企画がある。それらがまたどう内部変貌するか判らないが、そのときには是非また意見を仰ぎたい人物である。ま、その前に氏の書いた本をもっと読まないといけない。
  • 竹重氏の『吸血』評  舞踏批評家の竹重伸一さんが『トーキングヘッズ叢書No.42 ドールホリック』に短いが『吸血』の評を書いてくださった。とても理解してくれてる評のひとつと思う。ありがたい。 ちなみに吸血はまた上映やります。
  • ベケットカフェ『プレイ』  6月3日~6日に荻窪のミュージアム東京で上演されるベケットカフェに映像作家として参加している。考えてみると久しぶりの劇中映像で、脳内で忘れられていた箇所が徐々にゆっくりと回転し始めている、感じ。油断してる間に気がつくと上演日になっていた、なんてことがないようにしないと、ナ(笑)。
  • 仙川にて(5.21)  黒テントの『パビリオン』のゲネの記録撮影で仙川のせんがわ劇場へ。団員の横田桂子さんに7月のリーディングシアター『ディソシア』のための歌の作曲を依頼される。06年にイワトでやった『M退治』でのパフォーマンスを見てのことだという。久しぶりの作曲・・・さて、いかにやるか、またしても忘れ去られていた脳味噌を回転させないと。。。