2009年3月22日日曜日

あげ-て・・

先日は座・高円寺プレ企画の本番で劇中映像、1年間のメイキングV上げ、舞台裏&入り稽古撮影、本番収録とか~なりハードだった。終わったら風邪をひいていたらしく3日ほど寝込んでしまった。いまは治りかけの風邪を引き摺りながら本番Vとメイキング本完パケに追われている~現在レンダリング中・・
座・高円寺の芸術監督になられた佐藤信さんにもほぼ1年ぶりで会って、久しぶりにお話した。えらく妄想次元的、形而上的会話だったようナ(・・笑)。 あのテのハナシを平然と、また熱く会話できる人が周りに至極少なくなっていることを悟りながら、信さんの言う一言一言に胸中で「そうそう、そう・・」と、はたまた一見平然を装った滑稽なシチュエーションにどこか戸惑いながらも、共鳴し何度も頷く・・。
ダイアローグは自身の調整であり、また他者との認識確認でもある。
高円寺的?かどうかは俄かに言いがたいが・・(笑)

お知らせ:これまでの8年近く使ってたホームページを閉鎖して引っ越すことにした。今現在は臨時アドレスにある。引っ越したらアドレスが stavrosfilm.com になるだろう。移動次第またお知らせします。


「吸血」完成披露試写会
前回の透明感ある感じから一転してコテコテ調に。ちょっとまえ流行ったホラー映画みたいだけど、やっぱインパクトあった方がイイということで、今回はこのチラシで。小林の題字が活きてるネ。柿澤さんの顔がスゴイことなってる(笑)。
で、披露試写会をまた原宿で開くことになった。
4月から数ヶ月、何回かに分けて一般公開の前に反応と宣伝用コメント集めのため。またこのチラシの裏に運営委員会リーダーの中山が短いがとても良い文章(吉本論)を書いてくれた。後日、「吸血」ホームページに載せる。
数少ない評価文、記憶だと最初は昔、第2回調布実験映画祭で佳作を取ったとき審査員長の末岡さんと映画批評家のとちぎあきらさんからコメントを頂戴し、その後は先日大阪で「吸血」について俳人の花森こまさんと五十嵐秀彦さんから頂いた。どれも実のある評価文で心から感謝している。
「吸血」はちょっと毛色の変わった「怪奇映画」だ。
だから今度試写会で一体どんな言葉を聞けるか楽しみでもあり、不安でもある。ただ「映画」の本質とその問題を常に検証し且つ愛している人なら、この作品の試みは、少なくとも判っていただけると思っている。

2009年3月6日金曜日

omit and live with it..



昨年5月原宿で第1回上映を果たした「吸血」の完全版がついに完成。
さっきPCからその全データを削除した。DV素材だから思ったほど多くはなかったが
  ファイル数 497 
 計 485.5ギガバイト

作るのは時間がかかったけど消すのはあっという間。。。がく~(落胆した顔)
いちおう将来のことも考えて、いつかHD変換できるように非圧縮データをハードディスクに保存している(約100G)。

思えば今までで一番大変な作品だったのかもしれない。いろんな人が関わって、いろんな試みもし、いろんな意見を聞いたり、撥ね返したり(笑)、しかし、結局最後は独りでデータ削除って・・、じつに感慨深い。
2年近くのあいだず~っとPC内にあったデータ・・・。
8ミリフィルムだった頃は、せっかく撮った素材を切ることがイヤだったが(笑)、今回の作品のように作品の9割以上なんかしらのエフェクトを掛けたデータで、それを消すというのは、ツライね。もっと金があれば全工程をハードディスクに保管するなんてこともできるんだろうけど、まあ、、、しかたない考えてる顔

この作品は今回のを含めて全部で約3バージョン存在する。
約、というのはあいだに細かい違いのあるのがあって、「完成!」となるまでに決断やら何やらが横行する。
しかし、この完全版は完全に完全で、もう周りになに言われようと変える気もないし、自分で変えたくなっても次回作で試みるっつうことで、ホントの完全で、ある。当初予定だったマルチパフォーマンスもやりたかったけど、ま、それはもう仕方ないね(笑)

この作品で関わったすべての人に感謝とお礼をここに表します。
ありがとう  

完全版は本年度中にアップリンク目指して公開するため現在、スタッフが動いている状況。
4月に原宿KINEATIC でプレス用試写会を開きます~数回開く予定。
公開はその後だからやっぱ秋とかかな?
その節は皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

なんにせよ、ようやく『ファラヲ』、本格始動する~あっかんべー
よろしく